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弥栄の郷日記

施設のできごとや行事、イベントなどの様子を更新していきます。
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2024年元日 辰年

2024-01-01
新年あけましておめでとうございます

おめでとうございますと言いにくい悲しい出来事が新年から起きております。

今、こうして、暖かい場所で過ごし、皆様の笑顔に触れ、当たり前の日常を過ごせている事に感謝致します。

当たり前の日常を過ごせる事に感謝しつつ、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。
                  あかき


コロナウイルス感染症について

最近の状況
新型コロナウイルスについては、5月8日をもって5類へ移行し、世間ではマスクを着用していない風景が当たり前になりつつあります。  

ただ、新型コロナウイルス感染症定点あたり患者報告数は、7月上旬から徐々に上昇しており、三島地域 2.39⇒11.00 府内 2.75⇒14.66となっております。

入居者様などについては、現時点で感染はございませんが、職員周辺においては、感染者の報告が増加傾向にあり、出来うる範囲で感染症予防対策を講じていかなければならないと再認識しているところです。

オミクロン株にも沢山の種類がありますが、BA・〇〇系統から、現在は、XBB・〇〇系統へ変化し、検出件数が増加しています。それぞれの株の特徴については、勉強不足で詳細は分かり兼ねますが、形を変えながら感染させ続けている事だけは分かっています。

日常が何だったのか忘れてしまいそうなぐらい、感染予防対策という名のもとの非日常が継続しておりますが、ウイルスの侵入だけは何とか食い止めていかなければなりません。

各専門職の努力だけではどうにもならない事もありますが、こういった状況を理解し、継続的に意識を高め、感染予防対策に努めて参りたいと考えております。

皆様も、くれぐれもお気をつけ下さい。
  
                                   あかき

色々なことがありますが・・・。

私たちの使命
弥栄の郷屋上から、八幡を見渡して
世の中では色々な事が起きております。

ただ、どのような事があろうとも、入居者様の人生をお預かりしている私たちの役目は、
弥栄の郷の理念である

さしい気持ち
がおを増やし
ぞみを叶える
ーびす提供
っておきの人生を

これを全うする事に尽きます!!

挙げたかったブログが、たまりにたまっておりますので、又、機会をつくり更新していきます。  


                      あかき                       

コロナであろうがなかろうが・・・

自然の中で生きる力
湯がくと美味しいですよ!
コロナで疲弊している、そんな中

何の手入れもしていないにも関わらず
      自然と実る

        栗

このような自然に恵まれた環境を気に入って下さり、入所申し込みや、ご利用頂ける事に深く感謝申し上げます

又、自然の恵みに感謝致します










                             




                              あかき

旅立ち・・・

2022-07-05
長きにわたり、私たちの成長を見届けて下さり、本当に有難うございました!
昼間はご家族様、ご親族様に見守られ。  夜は、大好きな芸能人の写真に見守られ、旅立ちまでを過ごされました。
ご家族、ご親族様、職員でお見送りをさせて頂きました。
本当の旅立ちです。
上記の写真、本ブログの内容については、ご家族様の許可を頂き、掲載させて頂いております。
1991年8月1日に弥栄の郷が開所し、その数年後に入所されたTさん

入所後、趣味に没頭されていた姿(絵を書いたり、俳句、聖書を読むなど)、入居者や、職員に優しく語り掛けられていた姿(人間関係は色々ありましたが)、時には涙を流し、時には大きな声で目をクシャッとされながら笑っておられた姿など、Tさんの優しく、繊細で、素敵な姿は今でも鮮明に覚えております。

ご入所から、29年7か月もの長い年月を弥栄の郷でお過ごしになられ、遂に旅立ちの時がやってきてしまいました。午前中に入浴され、いつもとお変わりなくお過ごしだったTさん。介護職員の訪床後、急変されており、すぐさま各専門職が集まり、救急蘇生法を実施、Drへの連絡などの対応を施すも、最終的に、天国へ旅立たれました。

“命はいつかは尽きてしまうもの”
そう理解するまでには、かなりの時間を要しましたが。

長い年月の中での様々な変化は、当然ながら、娘様ご夫妻、お孫様、ご親族様も同じであり、我々、職員も同様であった事は言うまでもありません。

ご入所されていた期間の殆どは、ご自身で身の回りの事をされておられましたが、年月とともに、徐々に介助を要する状態となられ、ここ最近では、全介助を要する状態となっておられました。

そのようなお体の変化をずっと傍で見せて頂けた事は、生き様そのものを見せて頂けた期間でもあり、大変、貴重な経験であると同時に、弥栄の郷の職員である事を誇りに思います。(特養で働かせて頂いていても、このような経験、そう簡単にはさせて頂けませんから・・・)

そして、どのような状態であっても、、丸ごと受け止め、いつも変わらぬ愛情を注いでおられたご家族様がいらっしゃった事は、ご本人様は勿論のこと、我々、職員にとっても、心強いものであった事は言うまでもありません。

そんな中、特に印象深かったのが、お孫様の存在でした。初めてのお孫様に次いで、お二人のお孫様がこの世に生を享け、面会の度に、お部屋で満面の笑みを浮かべ談笑していた姿は何とも微笑ましいものでした。日曜日が訪れる度に、娘ご夫妻と面会にいらっしゃり、廊下を走り回るお孫さん。時には、更衣室の扉をノックし、「はい」と出ると、笑いながら逃げ回るいたずらでお転婆なお孫さん。で、追いかける私

そんなお孫様たちも、見る度に成長され、美容師で頑張っていたお孫さんはご結婚、もうお一人は、お母様の背中を見てなのか看護師へ、又、一番下のお孫さんは、ダンスをバリバリ頑張っておられるそうで・・・。
で、娘様ご夫妻は変わらず、お若いままで(おべんちゃらではありませんよ

29年7か月という月日は、姿形を変えるには十分な期間であると再認識。

お孫様の一人が、最後のお見送りに仕事で来れないとの事で、前日の帰り際、挨拶に来て下さいました。その際、感極まった状態で、赤木に声をかけて下さった言葉。

“”ずっと、お祖母ちゃんの傍におってくれて有難うございました“”

あの言葉、一生忘れませんから

「お転婆でいたずらっ子のあのHちゃんが、そんな言葉をかけてくれるまでに成長したのか~」

一番上のお孫さん
お別れの際の出棺時、涙ながらに色々な感謝の言葉を投げかけて下さり。(自分も色々な感情が交錯し、あまり言葉を覚えておらずすみません)

最後に、喪主の娘様
「当初、施設そのものに良いイメージを持っていなかったが、弥栄の郷に母親が入所し、自分が持っていたイメージは変わり、自身も色々な場面で救われた。本当に有難うございました。」

この言葉に、数十年間の様々な出来事が詰まっており、何とも言えない感情が溢れで出てきました。

本当に素敵なご家族に囲まれ、最期の最後までお過ごしになられたTさんは、幸せな人生だったのではないか・・・と思います。(本音は、Tさんにしか分かりませんが)

不老不死の人間は存在しません。
誰もがいつかは直面する“死”

この現実を受け止め、これからも、価値のある日々を過ごせるよう努めていきたいと思います。

Tさん、そしてご家族様、ご親族様、長きにわたり、弥栄の郷の歴史を共に刻み、我々、職員の成長を見守って下さり、本当に有難うございました

Tさん、天国で、ゆっくりと趣味を楽しんで下さい。
ご家族様、ご親族様はじめ、Aちゃん、Hちゃん、Yちゃん、お体にお気をつけて、お過ごしください。

で、たまには、ご連絡下さいね


                                         赤木
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